「片付け下手な人に知ってほしい!シンプルな整理整頓3つのコツ」
「いつも部屋がちらかっている・・・」
「どこから片付ければいいのかわからない・・・」
思うように部屋が片づけられなくて悩んでいる人は意外と多いのではないでしょうか。
新型コロナウイルスが流行し、家で過ごす時間が長くなるにつれて、部屋の整理整頓を始める人が増えたといいます。
一時はホームセンターの収納雑貨の在庫が品薄になったほど!
この記事では、片付けが苦手な人・片付けてもすぐにちらかってしまう人にぜひ試してほしい「シンプルな整理整頓3つのコツ」をご紹介します。
カンタンにできる内容ですので、ぜひ試してみてくださいね。
- 整理整頓とは?
- 整理整頓ができていないと感じる人は約半数
- 整理整頓をするメリット
- 整理整頓をしないデメリット
- 整理整頓の3つのコツ
- 「いる」「いらない」に悩んだときはどうすればいい?
- 「捨てる」=お買いもの力を鍛えること
- 整理整頓を続けるカンタンな秘訣
- まとめ
整理整頓とは?
まず、そもそも整理整頓とはどのような意味があるでしょうか。
整理とは「ものを減らすこと」。
整頓とは「ものを配置すること」。
つまり「いらないものは捨てて、いるものを使いやすくしまう」ことです。
整理整頓ができていないと感じる人は約半数
フェリッシモが2015年に行った調査によると、整理整頓が苦手だと答えた人は53%でした。
参照:株式会社フェリッシモ
https://www.felissimolife.jp/image/clean/FelissimoOkatadukeReport2015.pdf
また、花王が読者11,641人に行った「もっとも苦手な家事は?」という調査では、28%の女性が「整理整頓・片付けが苦手」と答えて第1位でした。
参照:花王株式会社
https://www.kao.co.jp/lifei/enq/41/
整理整頓をするメリット
なぜ「整理整頓をするとよい」とされているのでしょうか。整理整頓をするメリットを挙げてみます。
無駄な買い物をしなくて済む
整理整頓をすると、「なにが、どこに、いくつ」あるかすぐに把握することができます。
今持っているものを正確に把握できると、必要ないものを買わなくて済むのです。
家の中のものが少なくなれば、家の中を片付ける手間も少なくなります。
時短になる
整理整頓すると、すぐに必要なものが取り出せるようになるのがメリットです。
探し物をする手間が省けて時短になります。
精神的な余裕が生まれる
整理整頓をすると家の中にスペースが生まれます。
余白のある部屋は心の余裕に繋がるでしょう。
「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉がありますが、部屋がごちゃごちゃしていると精神的にもイライラしやすくなります。
精神的な余裕がない時は、整理整頓をすれば解決するかもしれません。
整理整頓をしないデメリット
では次に、整理整頓をしない部屋で過ごすデメリットを考えてみます。
- 掃除がしにくく、不衛生になりがち
- 探し物をするのに時間がかかって効率が悪くなる
- 精神的にイライラしやすくなる
整理整頓をしないのはデメリットしかないと心得て、ぜひ整理整頓にチャレンジしてみましょう!
整理整頓の3つのコツ
では、片付けが苦手な人もチャレンジしやすい、整理整頓の3つのコツをご紹介します!
このコツはシンプルで、身に付けば整理整頓された部屋を長く維持できる方法です。
1.全部出す
まずは1つめのコツ、「全部出す」です。
今回は、『クローゼットの整理整頓』を例に説明していきたいと思います。
まずは、クローゼットに入っているものをとにかく全部出しましょう!
全部出すことで、「なにが」「どのくらい」あるのか、持ち物の全体像を把握します。
片付ける時にやりがちなのは、ものが入った状態でいらないものだけを出して捨てること。
これは、次にやるコツその2の「いる、いらないに分ける」の判断がにぶる原因になります。
そして奥に入り込んでいるものを見落とすことにも繋がります。
全部出す途中で、ずっと探していたものが見つかるなんてことも!
全部出すとあと片付けが大変だな・・・と思うかもしれませんが、この方法はいつまでも整理整頓が続くコツでもありますので、長い目でみれば断然楽になりますよ!
2.「いる」と「いらない」に分ける
2つめのコツ、出したものを「いる」と「いらない」にどんどん分けていきましょう。
サイズアウトした服、穴が開いた靴下、何年も使っていないバックや帽子はありませんか?
いるものを置くゾーン、いらないものを置くゾーンを決めて、「いる」「いらない」の判断をしたものをそれぞれ置いていきます。
「いる」「いらない」は、実際に今使っているか、使っていないかで判断してください。
「使っていないけどまだ使えるかも・・・」
「高かったしもったいないな・・・」
と、迷うものが出てきた時は、「迷うゾーン」に置いておいてください。
この迷うものについては、後で解説します。
この段階で「いらない」と判断したものは手放します。
しっかりゴミの分別をして処分しましょう。
3.「いる」ものをしまう
最後に3つめのコツ、「いる」ものをしまいましょう。
この時に大切なのは、ただしまうのではなく、「整頓しながら」しまうということ。
冒頭でも説明しましたが、整頓とは「ものを配置すること」です。
ものの「定位置」を決めて、今後その場所以外には置かないようにルールを決めながらしまっていきます。
オススメは「1つの引き出しには1つの種類だけしまう」スタイル。
- ひと目で見てわかるように
- ワンアクションで取り出せるように
しまってみてください。
引き出しに中身がわかるようなシールを貼ることも効果的です。
https://room.rakuten.co.jp/room_ryong/1700132971833239
筆者はP-TOUCH CUBEで「シャツ」「靴下」などのシールを作成して貼っています。
おしゃれなテープで見た目もGOOD!
ぎゅうぎゅうに詰め込みすぎずに、余裕をもってしまうのもポイントです。
取り出しやすさ=片付けやすさです。
限られたスペースの中で、1つの引き出しに1種類が難しいときは、引き出しの中に必ず仕切りをいれましょう。
仕切りは板でも、箱でもなんでもOKです。
https://room.rakuten.co.jp/room_ryong/1700134524082352
筆者はこのような仕切りケースを使っていますが、しまいやすく取り出しやすいです!
100円均でも仕切りグッズが売っているのでぜひ使ってみてください。
こうした工夫をすることで毎日の片付けが楽になって、整理整頓が長続きしますよ!
「いる」「いらない」に悩んだときはどうすればいい?
2つめのコツで、「いる」「いらない」の判断に迷ったものはありませんでしたか?
「今は使ってないけど、いつか使うかも・・・」
「せっかく買ったのにもったいない気がする」
と思うものがあるかもしれませんが、この1年使っていないものは今後も使う可能性はかなり低いのです。
どうしても踏み切れないものがあれば、「1年保管BOX」を作ってみましょう。
このBOXに入れて1年過ごしてみて、まったく開けなければ次こそは潔く手放します。
リサイクルショップに出したり、誰かにあげたりすることで手放しやすくなる効果もありますよ!
この「いる」「いらない」の判断は、片づけをすればするほど、どんどん早く正確になっていきます。
家の中の片付けたい場所をひとつひとつ整理整頓しながら、この判断力を鍛えていきましょう!
また、どんどん増えてしまう思い出の品も、持つ量の上限を決めましょう。
1つのBOXに入れて、それ以上増えた時には中を整理し、持つ量を調整します。
オススメは写真に撮ってから手放すこと!
ものはなくなっても写真で見返せますし、思い出がなくなるわけではありません♪
我が家の思い出BOXはこれ!
https://room.rakuten.co.jp/room_ryong/1700134743204262
シンプルな見た目の思い出BOXの中には、色とりどりの思い出が詰まっています♪
この中だけに収まるように管理しています。
「捨てる」=お買いもの力を鍛えること
片づけてみて「いらない」と判断して処分したものはどのくらいありましたか?
整理整頓をすると、ものを持ちすぎていることに気が付くと思います。
「セールだったから」、「一目ぼれしたから」などの理由で、本当は必要のないものまで買ってしまうことがあります。
そしてそれらを「捨てる」行動で、お金を無駄にした後悔の気持ちが湧くでしょう。
なんとも後味の悪い・・・なんてことはありません!
この後悔の気持ちこそが、お買いもの力を鍛えるチャンスなのです!
ものを捨てた経験から、これから買い物をする時は、本当に必要なのか、また捨てることにならないかと、じっくり考えてから買うことができるようになるからです。
ものと向き合って整理整頓をすることは、自分自身と向き合うということ。
片づけを通して新しい自分を発見するチャンスでもあると私は思います。
https://room.rakuten.co.jp/room_ryong/1700134743964249
筆者がモノとの向き合い方、整理整頓を考えるヒントになった本です。
ミニマリストになることは難しくても、家を片付けたい!整理整頓が上手になりたい!と思うすべての人にオススメです。
整理整頓を続けるカンタンな秘訣
せっかく整理整頓したからには、その状態を長く維持したいですよね!
筆者が一番効果的だと思うことは、
1.必要ないものは家に入れない
2.定期的に見直して成功体験を繰り返す
の2つです。
せっかく片付けた場所に、いくら安かろうがタダだろうが、必要ないものは入れない!と決意しましょう。
当たり前のことですが、本当に必要じゃないものを家に入れるということは、いつか捨てる時がくるということ。
整理整頓の手間よりも、必要ないものはいれない!という決心の方がカンタンです。
そして、整理整頓できたときの達成感を忘れないように、定期的に見直します。
定位置にしまえているか、「とりあえず」で置いたものが長居していないか確認しましょう。
人は成功体験を繰り返すことで行動を習慣化できると言われています。
「ちょっと散らかってきたかな?」と思ったら、こまめに片付ける!
この繰り返しで、「私ってやればできる!」という成功をたくさん重ねるのです。
そうすることで、整理整頓が「クセ」になるように自分を変えていきましょう。
筆者が実践して整理整頓に効果がある!と思うことのひとつに、「1日1つ捨てる」習慣があります。
家のどこのものでもかまいません。
「いらない」ものをひとつ捨てます。(もちろん捨てるものが多ければひとつじゃなくてOK。)
「毎日片づける」と思うとハードルが高いですが、「1つだけ捨てる」のは意外とカンタンなので、ぜひ試してみてくださいね!
まとめ
整理整頓とは、「いらないものは捨てて、いるものを使いやすくしまう」ことです。
片付けが苦手な人でも取り組みやすい整理整頓のコツは下記の3つです。
- 全部出す
- 「いる」と「いらない」に分ける
- 「いる」ものをしまう
整理整頓のやり方はいろいろありますが、まずはシンプルな方法でチャレンジしてみてください。
始めるまでは腰が重いかもしれませんが、やり始めると意外とカンタンにできるかも?!
また、整理整頓して「もの」と向き合うことは、自分自身と向き合うことにも繋がります。
片付いた部屋で新しい自分をぜひ見つけてみてください♪